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さちかぜ

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大分県佐伯市で生まれた限定発売の日本酒のラベルを制作いたしました。障がい者施設の子供達とお酒屋さん、酒蔵の3者がお米から(!)作ったお酒なんです。何もないところから集うことでアイディアが生まれ、それが製品に、仕事に、そして飲む人の喜びにとなっていく過程を想像すると、とても面白いと思います。こんなプロジェクトに関われたことがすごく嬉しい。

さて、このお酒のラベルを作った時間を思い起こしてみます。この話をいただいたときから、私の頭の中にあったのは「龍の神様」を描きたいということだけでした。

このお酒が生まれた地、大分県佐伯市の上浦にある暁嵐の滝には「龍が舞い降り、人々に幸を乗せた風を運んだ」という言い伝えが残っています。あぁ、このお酒が風なんだなぁと思いました。お酒屋さん、酒蔵、子供達の両親の思いが形になり、仕事を産み、その風はさらにお酒を飲んだ人にも幸を分け与えてくれる。だからそれを表すのは優しい表情をした、大きな風袋をもった龍神様なのでした。スタイリッシュな抽象的なラベルにも一旦、心が動いたようですが、結局この案に落ち着きました。デザインって不思議です。だいたい最初に良いと思ったものに戻ってきます。これも龍神様の思し召しかな〜と思ったりして(笑)。

さて、このお酒、来年以降も作られるそうです。さちかぜが沢山の人に幸を運んでくれる様に、来年のその時まで精進します。